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お三味線(三弦)のレッスン

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邦楽の中の「地歌」はお三味線と唄が中心です。

そこに箏や尺八(胡弓が入る場合もあります)が合奏し、うたい分けをしたり・・・
その形を三曲(合奏)といいます。

全国に「~(地名)三曲協会」がありますので、ご存知の方も多いでしょう。

お箏を習いに行くと、先生が合奏のために
うたったり、三味線を弾いたり、17弦を弾いたりしてくれて、お稽古しながら、「すごいなー」と思ったものです。

 准師範試験を受けたときに、お三味線で受験する方もいましたね。

お箏から入るか、お三味線から入るか、だと思いますが。
とにかく、どちらも習得しなければなりませんから、お稽古頑張りましょう。(無理せずに長く続けてね)

 正派音楽院では、毎週レッスンがあります。

お三味線の扱い方から始まり、うたい方・発声法の授業もあり、私たちの学年は先輩が10名・同級生が10名・下級生が10名いましたから、各人各様の練習の仕方や演奏の様子など、勉強になりました。
(今は少人数のようです…)

それに、なんといっても教授陣が素晴らしいのですから。

曲の仕上げは、家元先生自らお聞き下さるので、そのアドバイスの ひとこと ひとことが、ずっと私の人生の宝物です。

 学生のあの日に出来なかったことも、弾けなかった曲も、うたえなかった曲も、今ではクリアーできたかな ・・・?

周りが全部一流の先生という環境で、レッスンも多数の先生(私たちのときは12名)がご指導くださりましたので、知らず知らずのうちに、優れた教え方も教わっていたのかもしれませんね。

(2009年 記載)

2020.7.31